還暦過ぎたエンジニアの挑戦

還暦過ぎても好奇心だけは忘れない エンジニア ひかるです

MENU

ゴッドファーザーが突き刺さる

f:id:hikaru217:20200811231525j:plain
The Godfather

The Godfather 1

もし、映画好きの方でこの映画を観たことがない人がいたら、
腕も引っ張って引きずってでも劇場に連れていきますよ。
(あ、上映してないのに無理ね)

なんとなく、街に出る気にもなれないので、
久しぶりに「VHS」を引っ張り出して観ました。

しかし、何度観ても感動します。
隅から隅までストーリーはわかりきっているのに。。。

この映画を観ずに映画のことを語ってはいけないでしょう。

The Godfatherが公開されたのは1972年ですからかれこれ50年経ちます。
その間、劇場はもちろん、
VHS(TOPの写真:BDでもDVDでもないです)を買って、 一体Hikaruは何度観たことか。。。

そのたびに味わい深く、知り尽くしたストーリーなのにいつも感動させてくれるこの映画は本物の傑作だと思います。

正直に言うと、初めて観た四十数年前はそのストーリーを理解しきれませんでした。

でも観れば観るほど細やかなシーンの一つ一つに全く無駄がない。
一瞬も息を抜けません。

その布石と伏線は冒頭の葬儀屋と結婚式のパーティーからみっちり仕込まれています。

そして、確かにマフィアの映画ではあるけれど、ただのギャング映画とは違います。

誰も逃れられない必然のような成り行きの中で起こる
悲劇と憎愛みたいなものを、
冷静沈着なマーロンブランドとアルパチーノの名演技で、
有名なニーノ・ロータの音楽で展開するストーリーは真の最高傑作です。

ロバート・デュヴァルダイアン・キートンをはじめ、
その周囲の俳優たちの演技も素晴らしいです。

そして。。。

特にそのラストシーンで
アルパチーノがダイアンキートンに言うたった一言の
No

その言葉とその時の二人の表情と胸中を思うと
本当にジーンと熱くなります。

この映画を観た人にだけわかる「No」ですよ。

是非一度は。

 

Hikaru