最近のコロナ感染者の増加のニュースを見ていると、
いろいろな疑問が湧いてきました。
そもそも最初の頃と比べて、感染者はどんどん増えるのに、
死者数がそれほど増えないのは何故?
少なくとも明確な治療薬もワクチンもないのに、
当初と治療法が変わった?とか、
本当は効果が見込まれる治療薬がすでに見つかっている?とか
誰か説明して欲しい。
若者の感染が多く、
リスクの高い高齢者の感染は比較的少ないので、
重症化率が低い
という報道もされていますが、
多少うなずける気もするけれど納得できる説明ではない気がします。
そもそも過去にあった感染症はどうやって終息したのか
気になりだして探したら、すごく興味深い記事を見つけました。
やはり、歴史に学ぶべきですよね。
これを読むと、そもそも
ウィルスが存在しなければ、人類の誕生もなかった
のではないかという話。
哺乳類は新しい生命を母親の胎内で育てるが、胎児の遺伝形質の半分は父親由来で、「母体の免疫反応によって胎児は生きてはいけないはず」なのだが、ウイルスの作用により、母親の免疫反応が抑制され、本来「異物」として排除されるべき胎児も母親の胎内にとどまることができているという
というような意味のことが書かれています。
なんだか素人のHikaruにも納得できる話です。
そして
ウイルスと人類のつきあい
を、4パターンにわけて記事では紹介しています。
- ウィルスの攻撃に負けて死ぬ(エボラ出血熱など)
- ウィルスを攻撃して撃退する(天然痘やポリオなど)
- めでたくウィルスと共存する(大腸菌や乳酸菌など)
- ウィルスと互いに決定打を出せずに戦い続ける(ヘルペスなど)
2は、ワクチンや治療薬があるという意味合いですが、その中でも、ウィルスを根絶することまでできたのは「天然痘」だけらしいです。
さて、今回のコロナとの戦いはどんな結末になっていくのか。。。
望ましいのは、ワクチンや治療薬が開発されて、
2. ウィルスを攻撃して撃退する
ですよね。
スペイン風邪の話
もうひとつ、記事の中で興味深いのは、
かつて100年前に大流行して、
多くの死者を出したスペイン風邪も、
流行開始から3年後に「うそのように去っていった」
という節です。
ウィルスは自然に弱体化、無害化の道をたどることもあるそうで、
感染症の世界史 (角川ソフィア文庫)の著者、石弘之氏の解説を載せていますので、抜粋して引用させていただくと、
病原性が強いままだと宿主を殺して共倒れになる危険性があり、平和共存は両者にとって有利だ。(中略)ウイルスにとってもっとも有利な寄生方法は、宿主(遺伝子の乗り物)を殺さずにいつまでも自己の複製をさせることだ(感染症の世界史 (角川ソフィア文庫))
仮に、ワクチンが開発されなくても、
自然に共存できるような日が来るのかもしれません。
でも、そんなに待てないなぁ 😓
そんな話から、勝手に冒頭の話に戻すと、
そもそも最初の頃と比べて、感染者はどんどん増えるのに、死者数がそれほど増えないのは、ウィルスも
「しまった、暴れすぎた」
と、学習を始めたのかもしれませんね。 🙄
(超楽観的なHikaru)
とにかく、スペイン風邪のときのように、
うそのように去っていって欲しいものです。